「あーあ」と思いながらしばらく段落のパラメータを調整してると、世界中の人たちが朝から晩まで word の出したダイアログのパラメータをいじって疲れている様子が思い浮かんできた。呆れたのを通り越して笑いがこみ上げてきた。
「すごいぜ、コイツが世界のデファクトスタンダードだ!」って。
必死に笑いをこらえていたら、なにやら語りかけてくるヤツがいる。話しを聞いてみる。
「その段落は、そんなにキレイに整えなきゃならないのか?へー、その文書がそんなに値打ちがあるようには思えないな。本当に価値がある文書にしたいときはね、TeX を使うんだよ。」
「でもな、word で書かれたこの仕様書をベースにしたいんだ。そうするように言われたんだ。TeX で書いた仕様書なんて、先方に送れないよ(w」
「じゃあ、きっとキミが真剣にやりすぎてるんだ。word で書く程度にしか価値のないドキュメントを、そんなに時間をかけて緻密に作れって言うほうがおかしいと思わないか?」
「なるほどな。この仕事自体、やらなくていい仕事なのかもな。話してみるよ。ありがとう、よく教えてくれた。で、キミは誰?」
「礼にはおよばない。オレか?オレは word だよ。Microsoft Word 2003 だよ。」